ワインレッドのガーネットは果物のざくろに似ていることから「柘榴石(ざくろいし)」と呼ばれています。
自然な結晶が12面体や24面体など綺麗に成型されるので、誕生石の1番目に選ばれたと言われています。
加工せずとも、そのままできれいにカットされているようで「天然カット宝石」として、古くから装飾品などに用いられていたようです。
ガーネットは硬度が高いことが特徴です。研磨剤としても利用され、紙ヤスリに塗られているザラザラした細かい粒はガーネットを使用しています。
1月誕生石 ガーネットは当店にて販売しています。
ガーネットの語源はラテン語で「種子」を意味する「granatum」です。
ザクロの実の中にある粒に似ていることから、この名前が付けられました。
古くは、旧約聖書の中の物語「ノアの方舟」にも登場したと言われています。
正しい人であったノアは神より生き延びるように「方舟」を作るよう命ぜられました。
ノアは家族と全ての動物のつがいを方舟に乗せて、40日40夜続いた大洪水を乗り越え、生き延びることができました。その際に暗闇を照らし、船の行く先を示したのが「ガーネット」だったと言われています。
産地
アメリカ、スリランカ・アフリカ・マダガスカルなど。スリランカ産のものは既に鉱山が閉鎖されているため、現在は産出されていません。
マダガスカルからは良質なカラーチェンジガーネットが産出することが多いのですが、スリランカ産の方が珍しいため、コレクターの間では高い値で取引されているようです。
ガーネットのパワー
ガーネット独特の赤い色は「情熱」をもたらすとされています。
何らかの目標に向かい頑張っている人の「情熱、熱意」を高めることで目標を達成する力になると言われています。もちろん愛する人との絆を永遠にしたいときは、肌身離さず身につけると効果を発揮するでしょう。
ガーネットは1月の誕生石
「実り」「情熱」「友愛」「繁栄」「真実」など。
ガーネットは努力と向上と繁栄を象徴する石として、永久の愛と幸福をもたらしてくれます。古くは「燃える石炭」とも呼ばれ、ノアの箱船で船内の明かりとして使用されていたと伝えられています。十字軍の兵士はお守りとして身に着けていました。
持ち主の生命力を高め、情熱、忍耐力、努力を実らせ、勝利へと導く石と言われています。
目標に向かって頑張っているすべての人に、お守りとして持っておきたい天然石です。
ガーネットには「アルマンディンガーネット」という深紅色をしたものや、「パイロープガーネット」という血赤色のものが、よく知られています。
他にも、オレンジ色や緑色を含む「グロッシュラーガーネット」、バラ色の「ロードライトガーネット」など、さまざまな色があります。
ロードライトガーネット
ロードライトガーネットは、ガーネットの種類の中でも最も流通量が多い宝石です。
パイロープとアルマンディンというガーネット2種の成分が混ざり合うことで、紫と赤が美しく混ざり合った美しいワインレッドが人気となっています。
和名を薔薇柘榴石(ばらざくろいし)と言います。
名前の由来は、他の赤色系ガーネットの色味とは異なる美しい赤いバラのような発色をしていたことから、ギリシャ語でバラの意味を持つ「ロドン」と石の意味を持つ「ライト」から命名されました。
スターガーネット
ガーネットの原石は12面体や24面体の美しい形をしています。また、ガーネットには様々な種類があり、色は多種多様です。
その中で、結晶の中の微細な針状内包物のために6条または4条のスター効果を示す石が人気のあるスターガーネットです。