ジュエリーから生まれたルースストーン。宝石の美しさはそのままに、 すべて天然石。
ネフライトは、翡翠(ジェダイト)に似た緑かかった白系色のストーンです。
かつてはジェダイトとネフライトは同じ翡翠として扱われていましたが、1863年、フランスの鉱物学者によって別の鉱物であることが分かり、ジェダイト(硬玉)とネフライト(軟玉)の2種類に分けられました。
ネフライトは、アクチノライト(緑閃石)とトレモライト(透閃石)の繊維状結晶が緻密に集合したものです。
角閃石グループの鉱物であるネフライトに対し、ジェダイトは輝石の一種であると判明。
それ以降は、ジェダイトが硬玉、ネフライトが軟玉という別の鉱物として扱われ、日本では「ヒスイ輝石」であるジェダイト(硬玉)を翡翠と呼ぶようになりました。
ジェダイトが硬玉、ネフライトが軟玉といわれるのは、、モース硬度(表面に傷がつきやすいかどうかを図る尺度)がジェダイトの方が高いことからきています。しかし一方では、ネフライトの方が割れにくいとされています。
そしてこのことからネフライトは、別名「アックス・ストーン(斧の石)」とも呼ばれ、武器として使われていたこともありました。
ネフライトキャッツアイについて
キャッツアイで有名な石は、クリソベリルやアレキサンドライトなどありますが、ネフライトにも“シャトヤンシー” と呼ばれる猫の目のような光の筋が表れる宝石があり、これをネフライトキャッツアイと区別しています。
ネフライトキャッツアイは、内包物が多く透明度は低いのですが、ミルキーな光を放ち、大変魅力的で人気があります。
ネフライトのパワー
ネフライトは、「知恵と安らぎ」のストーンといわれています。神秘的な作用を持つ石であり、自然とのつながりや、石の持ち主のエネルギーの流れと同調する効果があります。
また、宇宙から発せられる情報や自然からの波動に敏感になり、洞察力や思考力を高め、正確な判断ができるようになるという効果もあります。このような効果から、「哲学の石」とも言われます。
また、東洋では、「人生の成功と繁栄」を表す石として重宝されてきました。このことから、夢を実現する石として、ドリームクリスタルといわれています。