豊富なカラーと電気性質を持つトルマリン
10月の誕生石とされるトルマリンは、豊富なカラーバリエーションを持ち、ブラック、ピンク、グリーン、ブルーなど、それぞれ別々の鉱物名称が付けられています(例えば赤いトルマリンは「ルベライト」、濃い青色のものは「インディゴライト」など)。
トルマリンが持つ豊富なカラーは、パワーストーンの中でも最も多いと言われ、トルマリンには全ての色がある、と言われています。
もう一点、電気的な性質を持つ石として知られています。トルマリンは、和名を「電気石」と言われ、摩擦や過熱により帯電するという特徴を持っています。
この石の結晶は柱状の形をし、両端がプラスとマイナスの電極を持ち、帯電します。これは水晶にも見られる性質ですが、トルマリンの方がより強い性質を持つ為に「電気石」と呼ばれるようになりました。
パワーストーンにおいては、色の持つ影響力はとても大きいです。トルマリンは基本的には持ち主が本来持っている能力や人間的魅力を開花させ、ポジティブなエネルギーを増幅し、自分らしく輝けるようサポートしてくれるといわれています。
グリーントルマリン
グリーントルマリンはインクルージョンがないものが多く、透明度の高いことで人気があります。
トルマリンキャッツアイ
トルマリンキャッツアイは、インクルージョンが平行で光を反射し、暗闇に光る猫の目のような美しさがあります。
トルマリンのキャッツアイも様々なカラーがあり、中でも一番多いのがグリーンです。
また、裏面は未研磨状態であることがほとんどです。
研磨することでキャッツアイの現れ方が変わることを避けるために敢えて研磨していないことが大きな理由です。
光を当てると神秘的なキャッツアイが現れるトルマリンキャッツアイは、少し変わったストーンとして人気があります。
前述したとおり、トルマリンは最も色彩の変化に富む宝石です。無色、赤色、黄色、緑色、青色、紫色、褐色、そして、黒色と、様々な色のものが知られており、1つの結晶で複数の色彩を明確に呈しているものまで存在します。そして、色の違いから様々な呼び名が存在します。
トルマリンが多彩な色を呈している原因は、大変複雑な化学組成です。成分が微妙に入れ替わったものが多数存在します。なお、宝石としてよく利用されているのはリチア電気石(ルベライト、インディコライト、パライバトルマリンもリチア電気石の一種)です。
トルマリンのパワー
トルマリンの宝石言葉は「希望・潔白・寛大」など、とても清廉で美しい徳を象徴します。
華やかで色鮮やかなトルマリンに相応しい言葉です。
また圧力や熱を加えると電気を生むことから、忍耐と努力による成功を暗示し、ストレスの緩和や体調を整えるともいわれています。
清廉潔白な美しさと忍耐による成功の象徴。さらに体調も整えるとされるトルマリンは、美容やダイエットに取り組むときにおすすめのパワーストーンです。